【歯周病はどう治療するのですか?進行度によって違うのですか?】

まずは歯周基本治療からです。改善しなければ手術が必要になります。

一般的に歯周病の治療には時間が掛かりますので、それを面倒臭がって途中で通院を止めてしまう人も少なくありませんし、「歯磨き以外に簡単な方法はないのですか?」と不満に感じている人も居ることでしょう。
基本的な治療の進め方は、日本歯周病学会編『歯周病の診断と治療の指針2007』(医師薬出版)に示されております。それによると、歯周病治療は大きく分けて2種類です。

まず1つは「歯周基本治療」。
歯周病の原因を1つでも多く取り除くことです。プラークコントロール、スケーリング、ルートプレーニング、歯垢を増加させる因子(虫歯・補綴物)の修正、かみ合わせの調整などを指し、全ての歯周病の患者さんに行うものです。

もう1つは「歯周外科治療」。
歯周基本治療をしても、4mm以上の深い歯周ポケットが残っていた場合や、歯周病によって破壊された歯周組織を再生したい場合に歯周外科による治療(手術)が選択されます。

 

 

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【歯周病、歯肉炎と歯周炎は何が違うのですか?】

歯周炎と歯肉炎は進行度で、歯周病はその総称です。

最初に覚えておいて欲しいのが、歯を支える歯周組織に起こる病気の総称が「歯周病」です。
その中で歯肉に炎症が起こっている段階を「歯肉炎」と言い、歯肉炎が進行して歯を支える歯槽骨まで炎症が及んだ段階を「歯周炎」と言います。そのため、歯肉炎と歯周炎は歯周病の進行具合の違いと言って良いでしょう。歯周病の初期の段階が歯肉炎で、進んだ状態が歯周炎となります。

現在は歯周病も早期発見・早期治療が大切です。何故かというと、歯肉炎の段階であれば適切な歯磨きで治ってしまうこともあるからです。しかし、それが歯周炎まで進行すると、歯肉を切除したり、歯肉を剥離して歯の根元に付着した歯石を取らなければならなかったり、歯周組織を再生する「歯周外科」の治療が必要になることもあります。場合によっては歯を抜くことも必要になるかもしれません。
そうならないために歯肉炎の段階で治療を受けることが大切です。

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【歯周病でどんな場合に手術が必要になりますか?】①

非外科的な治療で改善しない場合には手術が必要になります。

近年、外科的治療や歯周組織再生術などの新しい技術が開発されて、歯周外科の治療は格段に進歩しております。以前は歯周病が進行すると歯を失うことが多かったですが、現在は手術が出来る条件さえ揃えば、ある程度歯を残すことが可能です。

基本的に歯周ポケットが深くなってスケーリングやルートプレーニングでは歯石などの除去が十分に出来なくなった場合に手術が必要になります。
手術には歯ぐきの状態によっていくつかありますが、代表的なのは「フラップ手術(歯肉剥離掻爬術)」と言い、麻酔をして歯肉を切開してスケーリングやルートプレーニングで歯根面の汚れを綺麗に取り除いた後に歯肉を元に戻して縫合します。
この手術は健康保険が適用されます。手術時間は治療対象となる本数によって異なりますが通常は1時間程度で、縫合した糸は1週間後に抜糸します。

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【歯周病と口内炎は関係があるのですか?】

基本的には関係はありませんが、入れ歯や歯周病が引き金になることはあります。

口の中の粘膜に出来る炎症を総称したものが口内炎です。口の中の粘膜ならば頬や唇の内側や歯ぐき、舌など、どこにでも出来てしまいます。口内炎が出来る原因は誤って噛んでしまった時などに出来る傷や、お口の中の衛生状態の悪さ、ビタミンなどの栄養不足、体力の低下やストレス、ウイルスやカビからの感染など様々です。口内炎が出来ると潰瘍が出来て痛くなったり食べ物や飲み物が口の中でしみたり、会話が不自由になりますので、なかなか辛い病気だと言えるでしょう。

同じ口の中で生じる病気なので、歯周病と口内炎が関係していると思う方もいるでしょうが、基本的にこの2つの病気は関係はありません。
ただし、入れ歯や矯正器具の不具合で口腔粘膜に傷がついたり、虫歯や歯周病などで口の中の衛生状態が悪いと口内炎になることもありますので、全く関係がないとは言い切れません。
このような場合は入れ歯の調整や虫歯や歯周病の治療が必要になります。

なお、口内炎の治療は口腔外科が専門ですので覚えておきましょう。

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【歯周病の治療期間はどれくらいですか?】

重症度によって違いますので、一生付き合っていくつもりでメンテナンスをしましょう。
軽度であれば数回の通院で済みますが、重症化すれば1年以上掛かる場合もあります。

また歯科医師の考え方や治療方針によっても治療期間は異なります。
歯周病は高血圧や糖尿病などの生活習慣病と同じで慢性疾患です。

治療が済んでも終わりではありません。歯磨きは毎日降圧薬(血圧の薬)などを飲むのと同じで、治療期間の長短にこだわるよりも、長く付き合っていける歯科医を見つけましょう。

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【他の病気があると歯周病になりやすいのですか?】

糖尿病は危険因子の1つで、歯周病との悪循環に気を付けましょう。

糖尿病の人は歯周病になりやすく重症化しやすいと言われております。糖尿病の場合は、高血圧が続くと血流が悪くなり、全身の細胞に酸素と栄養が送られなくなって体の抵抗力が低下してしまいます。そのため血管の細胞はもろくなってしまい、ちょっとしたことで傷がついて炎症を起こしやすくなってしまいます。口の中も同じように抵抗力が落ちているため、歯周病菌に感染しやすく血管ももろくなっているのですぐに歯ぐきが炎症を起こしてしまいます。このため糖尿病の人は歯周病になりやすく重症化しやすいのです。
さらに、歯周病があると糖尿病が悪化しやすいので、糖尿病があると歯周病になりやすく、歯周病があると糖尿病が悪化しやすいという悪循環なので、糖尿病の方は歯周病のケアには気を遣いましょう。

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【歯周病があると他の病気になりやすいのですか?】

メタボリックシンドローム、いわゆるメタボなどの生活習慣病のリスクが高まります。

以前から、歯周病菌は血液中に入り込んだり喉から飲み込まれるため全身の病気との関連が指摘されています。近年明らかになってきたのは歯周病から糖尿病や肥満、動脈硬化などのメタボリックシンドロームに関係する生活習慣病のリスクを高めます。
メタボリックシンドロームの元凶は、おなかの中に脂肪がたまる内臓脂肪です。歯周病で強い炎症を起こしている歯周組織に多量に存在している炎症物質のTNF-αは内臓脂肪からも分泌されるので、歯周組織にあるTNF-αが血液中に流れ込むと内臓脂肪が分泌されるTNF-αに上乗せされてメタボリックシンドロームがさらに悪化すると考えられています。
またTNF-αは血糖を処理するインスリンの働きを低下させてしまうので、歯周病があると糖尿病が悪化しやすいことも分かっています。歯周病菌は血管内に入って血管壁に付着すると動脈硬化が始まると言われております。実際に動脈硬化のある冠動脈から歯周病菌が発見された報告があるので気を付けましょう。

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【歯周病は胎児にも影響すると聞きました】

歯周病を持つ妊婦さんは確かにリスクはあるという報告が多いですが、妊娠中でも治療することは可能です。

正常体重児を出産した母親に比べて、低体重児を出産した母親の方が歯周病が進行していたという報告が多く、最近は歯周病と低出生体重児や早産との関連も指摘されております。
原因は歯周病で炎症が起こった時に増える炎症物質の1つであるプロスタグランジンの関与が疑われております。
これは正常な出産の時にも分泌されて、子宮筋を収縮させて出産を促しているので、陣痛促進剤としても使われております。
このプロスタグラジンが歯周病で増えることによって血液中のこのプロスタグラジンも多くなり、胎盤を通過して胎児の成長に影響を及ぼしたり子宮筋を収縮させて出産を早めてしまうのではないかと言われております。

ただ、妊娠中であっても歯周病の治療は可能です。米国の報告では、妊娠中に非外科的な歯周病の治療を受けても早産のリスクは高まらないとされています。
なので、妊娠中の場合は4~7ヶ月の安定期に歯周病の治療を受けると良いでしょう。

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【リンゴをかじると歯ぐきから血が出る】

歯肉炎の疑いがありますが、適切な歯磨きで改善が出来ます。

テレビのコマーシャルで「歯ぐきから血が出る」というフレーズを耳にしませんか?このコマーシャルのように「リンゴをかじると歯ぐきから血が出る」というのは歯肉に炎症が起きていることを表す歯肉炎の典型的な症状です。

歯を磨いたときに出血するのも同様ですが、軽く出血する程度であればまだ初期の段階です。初期の段階では基本的に毎日歯を磨いていれば炎症を起こして赤く腫れた歯ぐきも徐々に引き締まり健康な状態に戻ることが多いです。
しかし間違った方法で歯を磨いても逆効果で、むしろ歯ぐきを痛めてしまいます。
正しい歯の磨き方は専門家から1度指導を受けてみると良いでしょう。

さて一言で「歯周病」と申し上げても、様々な段階と症状がございます。下記の画像をご覧ください。症状によって歯周病の進行具合が推測出来ますので、是非参考にしてください。

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【年齢を重ねると歯周病になりやすいのですか?】

加齢は危険因子の1つで歯磨きなどで予防が出来ます。

「平成17年歯科疾患実態調査」によると、加齢につれて歯肉に症状がある人が増える傾向にあります。

年齢別の有病者率のトップは45~54歳の約88%、働き盛りの30~69歳は80%以上が歯肉に何らかの症状があると報告されております。
この調査でも分かりますように、歯周病は年齢を重ねると共に増加する傾向にあり、年齢と共に歯周病になりやすくなることは確かだそうです。

進行は非常にゆっくりなので歯磨きできちんとケアをすれば予防が出来ます。

しかし、若くして歯周病に罹ることもあります。その場合は、特殊な細菌に感染していたり遺伝や体質が原因であると考えられます。
例として、18~20歳で発症することが多い「侵襲性歯周病」は急速に歯周組織が破壊されてしまう歯周病の1つですが、同じ症状の人が家庭内に居ることが多いとされております。

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