高齢者施設や自治体の介護予防プログラムなどで実際に実施されている体操をご紹介します。
舌を出したり引っこめたり、舌の先で唇を舐める運動は喉の筋肉が自然と動き、物を飲み込みやすくします。
また、「にこっ」と笑ったり口をすぼめたり、ほおを膨らませたりして口の周りの筋肉を動かすと、唾液の分泌がうながされ食べこぼしも少なくなります。あわせて、首をゆっくりと回して硬くなっている筋肉をリラックスさせましょう。
月別アーカイブ: 2014年3月
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【高齢者向けの口の体操-その1-】
【「8020運動」とはどんな運動?】
平成元年に当時の厚生省(現厚生労働省)と日本歯科医師会が始めた「80歳になっても自分の歯を20本以上保とう」という運動です。
おいしく食べるためには自分の歯に勝るものはありません。
自分の歯であれば、その人の体重と同じくらいの力で噛むことができますが、入れ歯の場合は約半分以下の力でした噛むことができません。
しっかり噛めることの利点はそれだけでなく、唾液の分泌が高まり、消化、吸収が高められます。また、脳の働きが活発になることで認知症の予防としても役立つといわれています。
自分の歯が20本以上残っていれば、食べ物の味を損なうことなく毎日よく噛んで食べることができるので、皆さんも「8020」を目指してみてはいかがでしょうか。