ガムは噛めば噛むほど唾液の分泌量が増えますが、口臭は変化しません。飴を舐めても同じです。
ガムを噛む前に唾液がどれほど出ていたかで、口臭に及ぼす影響が変わってきます。口の中が乾きやすい「ドライマウス」の方や、ストレスで一時的に唾液の量が減っていた人は、唾液が増えれば口臭は治まります。しかし、正常な量の唾液が出ている人がさらに唾液を出しても口臭の強さは変わらないので、あくまで一時的に口の中が乾いていた人だけです。
ガムや飴の成分の面では、さわやかな香りが口臭を隠す効果があります。ただし、これはシュガーレスのガムです。砂糖が入ったガムでは、、口臭の原因である揮発性硫黄化合物(VSC)の発生を抑えられます。
ガムは口臭そのものを隠すのではなく別の臭いでごまかしているだけなので、あまり長時間の効果を期待しない方が良いです。