【健康な歯を削って歯を白くして大丈夫なんですか?】

ラミネートべニアにしてもジャケットクラウンにしても、まずは歯や骨の状態を確認してから、歯を削れるかどうかを診断します。
その診断をしていればしっかりしていれば問題は少ないと言えるでしょう。

ラミネートべニアの場合は削る量を少なくして、歯の損傷が最小限になるようにしています。
一方でジャケットクラウンではかなりの量を削りますが、その分大きさや形を自由に調整をすることが出来るので、根っこしかない歯の上に造形をすることが可能です。

健康な歯は削らないに越したことはありませんが、色や形にコンプレックスを持たれて精神的に苦痛な思いをされるのであれば、これらを踏まえたうえで、自分が「歯を削らない」ことか「美しさ」のどちらを重視するのかを考えてみてください。

【どんな人がラミネートべニアやジャケットクラウンに向いていますか?】

ホワイトニングでは十分に歯が白くならない人にはラミネートべニアが向いています。
エナメル質の形成不全で白斑があったり表面に凸凹がある場合や、虫歯の詰め物によって変色した場合にも有効です。

なお、神経を抜いた歯や、治療する歯が広い範囲にわたって虫歯が出来てしまった場合はエナメル質の表面を削ることが出来ないので、ラミネートべニアは不可能です。
この場合はジャケットクラウンが向いています。

ホワイトニングでは出来ない歯だけをラミネートクラウンやジャケットクラウンにして、そのほかの歯をホワイトニングをすることも可能ですので、色の白さが合うように歯科医師と相談をしましょう。

【芸能人はみんな審美をしている?】

ホワイトニングやラミネートべニア、ジャケットクラウンをしているモデルやタレントは多いようです。第一印象が大切な芸能人にとって、白い歯や美しい口元は、清潔感や好印象を与える重要なポイントです。
容貌に求める好みも欧米化してきているので、歯の白さや歯並びなどこれまで以上に重要な要素となっています。
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【歯に被せ物をして白くする方法がある?】

ホワイトニング以外にも歯を白くする方法はあります。
「ラミネートべニア」や「ジャケットクラウン」という治療法です。いずれも歯を削って人工物をつけます。ラミネートべニアは歯の表面を薄く削り、そこに薄いセラミックの板を張り付ける治療です。主に前歯を白くする際に使います。
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大きな虫歯があったり、奥歯でラミネートべニアでは対応できない場合「ジャケットクラウン」という方法を用います。これは歯の表面全体を削りその上にすっぽりとクラウン(冠)を被せます。全体的に被せるため強さがあるのが特徴です。
また、歯の大きさや形状も変えることができ、白さだけでなく、歯並びを変えたいときにも使えます。ただし、一部は象牙質まで削るなど、ラミネートべニアに比べると削る量は多くなります。
当院HPでも被せ物を詳しく紹介しています。こちらをご覧ください。