【審美歯科って何をする歯医者さんなんですか?】

審美歯科は一言でいえば「口元を綺麗にして機能を改善するためのさまざまな治療を施す」歯医者さんのことです。
「「歯の形を綺麗にしたい」「歯並びを良くしたい」「かみ合わせが良くなりたい」「歯を白くしたい」」という要望に応えるの審美歯科です。

「歯を白くしたい」という要望にもいくつかの種類があります。
まずひとつがホワイトニングです。漂白効果のあるお薬を使って本来の自分の歯よりも白くする方法です。
逆に黒ずんだ歯ぐきを綺麗にしたいのであれば、薬剤やレーザーを用いて黒ずみの原因であるメラニン色素を取り除く方法があります。

「歯並びを良くする」方法は矯正診療と、人工的なかぶせ物であるラミネートベアやジャケットクラウンによる治療の2種類があります。
矯正診療はご自身の歯を生かして並び替えることが出来ますが、完治するまでに時間が掛かる欠点もあります。
もうひとつの方法として、かぶせ物のラミネートベアやジャケットクラウンは、短期間で治療が可能ですが歯を削る必要があります。

審美歯科にはそれぞれ治療の得意分野があるので、自分の望む分野に実績のある歯医者さんを選びましょう。

【“見えない”矯正】

最近“見えない”矯正として広まっているのが、「クリアアライナー」や「インビザライン」などの透明で薄いマウスピース型の矯正装置です。外から矯正治療をしていることが全く分かりません。

この装置ならばワイヤーを使わずに人知れず歯並びを治すことが可能です。
どちらも歯の動きに合わせ3~4週間ごとに交換します。

また、歯の裏側に矯正装置をつける「裏側(舌側)矯正」方法もあります。
ただし、この方法は舌に装置があたり、発音や食べることにしばらく違和感があります。

見えない矯正

【かみ合わせや歯並びの悪さも歯周病の原因?】

歯並びが悪く歯列がでこぼこしていると、その隙間に汚れがたまりやすく、しかも歯磨きのブラシが汚れまで届きにくいため、どうしても磨き残しが出てしまいます。このため、歯並びが悪いと歯周病にかかりやすいといわれています。

また、歯並びに問題があるなどで特定の歯だけに過剰な力がかかることにより、その部分の歯周組織が圧迫され、血流が悪くなりぐらぐらの状態になることがあります。
これを「咬合性外傷」といい歯周病のリスクになることが知られています。
不正咬合の調整を行うことをお勧めします。
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【歯並びは関係あるの】

歯並びが悪いせいで、かみ合せがずれてしまい、あごに負担がかかっている可能性も考えられます。しかし、それが直接、顎関節症の原因となっているかどうかはわかりません。
歯並びが悪かったり、むし歯や歯が抜けていたり、入れ歯が合わなかったり、口の中の状態が悪い人でも、顎関節症にならない人はいくらでもいるからです。むしろ、ストレスなどの他の要因の方が多いのかもしれません。
ただし、歯並びの悪い人は「将来、顎関節症になる可能性をはらんでいる」ということはいえるかもしれません。歯並びの悪い人は、かみ合せも悪いことが多いからです。
顎関節症が発症したら、その原因が歯並びのせいなのか、別の原因か、専門家に相談してください。
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